地域づくりブログ

まちや集落になじもうとモガクおっさんが地域にナリワイを生もうと格闘している日々のキロク

仕事の定義

自分の仕事に定義を持っている人は強いなぁと思う。

 

「地域づくり」とは何か。

 

自分なりの定義を見つけられず、もんもんとしていたとき、トクノ先生と飲みながら、
「集落の維持に関わる取り組みはなんでも地域づくりでしょ」


と言われて、目が覚める思いだった。まちづくりや地域づくりといえば、兎角、集落や地域のソトに目が行きがちになる。マーケティングにしても、ソトのお客さんのことばかり見ている。でも、地域づくりで本当に優先すべきなのは、集落のウチの人なのだ。

 

この本の中にも、「都市・農村交流とは、『赤の他人とのイベント』ではなく、他出子・他出者と実家や故郷の集落との関係性の機能を強化すること」といった記述が出てくる。また、「他出子が『Uターンする』ということは、将来の親の生活安定機能を担うだけでなく、集落維持の担い手としての機能をも果たす」「赤の他人に依拠した『交流人口』では観光や農産物加工品の販売についての機能しか果たせず、貢献度や期待度は他出子に比べてはるかに劣るだろう」とも。

主客を逆転して考えていた自分に気づき、とても反省させられた。

 

コンサルタントとして耳が痛い話も多い。データばかりに囚われて、人を見ていなかった。家族と世帯の違いなんか、考えてもいなかった。

 

T型集落点検は、農山村の集落で、家族構成の把握から集落維持を考えるための手法だけど、空家が増えている住宅団地でも、やれないかと思う。周りとの付き合いが希薄な郊外団地の方が、農村集落より維持が困難になるのが早いのではないかと。

 

空家をどう埋めるかより、空家が増えないよう、地域力を高めることの方がきっと優先順位が高いはずである。

 

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